自然の中に住み、自然を描く、寺尾一郎のクレヨン画

鍵盤_R

再び先ほどのピアノの鍵盤に登場してもらいます。

これまたチビッコ達に興味をもってもらう、嫌いにならないようにと優しく教えてあげる内容。

時々中にはご両親の影響でか、クラシック音楽にすごく詳しい子がいて、よくこんな質問をされます。

ベートーヴェンやブラームスの交響曲なんかにその後ろに「ヘ長調」とか「ハ長調」って書いてあるけど、あれって何?

いい質問ですね。

そこで簡単にこの写真をもとに誰もがわかる内容でちょっぴりご紹介。

必ず彼らにはピアノを所有していらっしゃるお宅にお邪魔して説明します。これがないと分かりづらいので。

ピアノはグランドピアノとアップライトピアノの2つがありますが、どちらも調律用にあけるふたがあるので、それを開けて中をまず見せてあげます。

ところ狭しと並んだフェルトでくるまれたハンマー。これが鍵盤を押すとピアノ線を叩いて音を出すしくみになっています。

だからドイツ語ではピアノのことを「ハンマークラヴィーア」といいますね。

この写真で説明すると、ピアノの中のハンマーは1番から24番までが綺麗に左から右に向かって並んでいます。

さて、音楽では「楽典」という授業で習うのですが、「長音階」と「短音階」の2種類があります。

「長音階」は明るく楽しい感じ、逆に「短音階」は哀愁をおびたような物悲しい旋律になります。

演歌などは大半が「短音階」でできていますね。

そこで、「長音階」には必ず覚えなくてはならない鉄則があります。

それが「長-長-短-長-長-長-短」。

何それ?と当然の如くチビッコからの質問が。

そこで早速、さきほどのピアノの蓋をあけた中をのぞいてもらいながら、まず1番の「ド」の鍵盤をたたきます。

次に2番の黒鍵を叩くと1番のハンマーの隣が動きます。

こうした隣同士のハンマーが「短」。

1番の次に3番の鍵盤をたたくと2番をひとつ飛び越して動きますが、このひとつ飛んだのが「長」。

そこでいわゆる普通の「ドレミファソ」をハンマーを見ながら叩いてもらいます。

1番から13番までのオクターブが上記「長-長-短-長-長-長-短」でうごいたのが分かると、チビッコの目が輝きだします。

それでは、3番の鍵盤から上記の法則で叩いてごらんと彼らに弾かせると、3-5-7-8-10-12-14-15と叩きます。

ここでまたチビッ子たちは驚いた顔に。

5番からだと「5-7-9-10-12-14-16-17となりますが、またまたびっくり。

全部「ドレミファソラシド」になっているからです。

さあ、ここからが先ほどのコラムで投稿した「ラ」が基音だというお話を思い出してください。

外国では「ラ」から10=A、12=B,13=C、15=Dとなりますが、日本ではこれが「イ、ロ、ハ、ニ・・」となります。

ここでクレバーなチビッコはもう気がつくのですね。

ハ長調というのは13番=「ド」から始まるドレミの長音階、10番=「ラ」から始まるドレミがイ長調となるわけです。

ここから先は少し難しくなるので大凡の感じがつかめていただけただけでうれしいです。

つまり交響曲ニ長調というのは、3-5-7-8-10-12-14-15の鍵盤の中で構成された長音階メロディになるというわけ。

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