自然の中に住み、自然を描く、寺尾一郎のクレヨン画

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帰省、出張などでジェット旅客機を利用するお方は多いはず。

機械工学マニアの僕にとって、この巨大な旅客機に備え付けられた数々の備品にワクワクドキドキ。

ところで現役引退をしてしまったボーイング747型ジャンボジェット機。

約520名の定員万席状態で滑走路を離陸(テイクオフ)する時の時速がどれぐらいかご存知でしょうか?

コックピットでは左座席の機長、右座席の副操縦士(コーパイロット)が緊張の瞬間を迎えるときです。

計器のコンピューターが「V2!!」とコールしてきたときが操縦かんを手前に引き、機首を持ち上げるときですが、約275キロ。

新幹線が最高速度を出すのが300キロですから、意外に遅いと感じられたお方がいらっしゃるのではないでしょうか。

あの機首を持ちあげるのは、何もこれから空に向かって飛ぶぞと意思表示しているわけではなく、あの角度(傾き)が最も浮力がつく角度だからです。

ただ飛行機は車や列車と大いに違い、車輪に動力があるわけではなく、ジェットエンジンの噴射する推進力でスピードを出すため、車輪が滑走路を離れてからも、どんどんスピードは増していき、上空で水平飛行になるときは、国内線で大凡750キロほどのスピードにまでなります。

さて、この写真のように着陸する瞬間は旅客機の写真マニアでも固唾をのむ瞬間でもあります。

あの重たい500トンもの機体が着地した瞬間、タイヤから白い煙がぱっと立ちあがるのをご覧になったお方も大勢いらっしゃるはず。

それもそのはず、動力源になっていないタイヤは着陸態勢になって主翼格納室から出されてからも一切動いていません。

それが着地した瞬間に約350キロほどで進行する重たい機体を支えると同時に瞬時に350キロのスピードまでの回転に変化させられる過酷な条件下にあるわけで、その猛烈な摩擦力でタイヤのゴムが焼けてあのような白い煙をだすわけです。

主翼の後ろ側もスピードが落ちても揚力をつけるため最大限フラップを伸ばしきっていますが、あたかも白鳥などの水鳥が羽を広げて着水する瞬間の形にも酷似していますね。

ゾクゾクする瞬間です。

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