自然の中に住み、自然を描く、寺尾一郎のクレヨン画

m45_R

ブログで久々に登場の星空のお話です。

前にもお話しましたが、夜空を見上げての星座観測は、夏と冬が理想的です。

理由はいたって簡単で、春と秋は、有名な星座がほとんどいなくなってしまい、さびしい夜空になってしまうからでした。

しかし、時まさに冬、有名な星座がガンガンと観測できます。

冬といえば代表的な星座はやはり「オリオン座」、「おおいぬ座」、「おうし座」といったところでしょうか。

この3つの星座はいろいろな意味で代表的といわれる理由がちゃんとあります。

まずは、その形が発見しやすいこと、星座の中に有名な星雲や星団が存在することといった感じでしょうか。

さて、今回はその中の「おうし座」についてのお話です。

空を見上げると、オリオン座のやや右上方向に小さくまとまった星が肉眼でも6つばかり固まって見えます。

性能のよい天体望遠鏡で観察するとこの写真のような青白い明るい星が固まって見えます。

これが有名な「プレアデス星団」、M45とよばれる星団です。

日本では「すばる」という和名がついていて、あの車メーカーのスバルもこの星団の形をロゴマークにしていますから、ああ、あれかと手をたたく人もかなりいらっしゃるでしょう。

ここの登場したM45の「M」は多くの星雲や銀河を発見してきたメシエという天文学者の名前の頭文字をとってメシエカタログとも呼ばれています。

星団という名前の通り、多くの星が群れをなしていることから、そう呼ばれています。

さて、このプレアデス星団、実は宇宙や星が誕生してからの時間の流れで見ると、生まれたばかりの「赤ちゃん星」であることはあまり知られていません。

といってもこの星の光の観測から生まれてから5,000万年は経過していると言われています。

しかし、我々の太陽が生まれて50億年が経過していることを思えば、まさに生まれたばかりの若い星といえます。

その証拠がいくつかありますが、まずは双眼鏡れべるのものでもはっきりわかるように、この星たちは青白い色をして輝いています。

星は年齢とともに年老いていくと温度が下がっていくため、赤色をおびてきますが、青白い色というのは物凄い高温であることになります。

しかし、それだけでは若いという証拠にはなりません。

もう一つの決定的な証拠が同じ写真でもさらに高性能の望遠鏡で解析した次の映像です。

 

vixen_carender_m45_R

この周囲にたなびくもやっとした白いガス、今まさにどんどん周囲から集まってきて星が誕生したばかりの決定的瞬間になるのですね。

まるでまわりのチリたちは外灯に浮かぶ夜霧のような雰囲気がして、なんとロマンをかきたてられる映像であることか。

早速、今夜にでも恋人同士、たまには夜空を見上げてわかりやすくそんな説明を彼女にしてみてあげたらいかがでしょうか。☆~

 

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