自然の中に住み、自然を描く、寺尾一郎のクレヨン画

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現在、家庭教師先で地理の学習をやっていますが、アジア地域のことについてあれこれ出てくるので、ここいらでよいきっかけでもあるかなとアラブ諸国のことを少し調べてみました。

皆さんもご存知のように中東地域というのは石油にからむこと、宗教の違いなどで紛争が絶えない地域ですが、このエリアの大半はイスラム教の独壇場のようになっています。

無宗教論者の自分、どうもあの9.11以降、イスラム=テロといった馬鹿げた信憑性に欠けた話が日本国内に席巻していますが、よくよく調べればそんなことは少しもありません。

そんな中、このイスラム教エリアの「イズラム金融」なるものに目を引かれたので、少し調べてみましたが、まことに理にかなった展開なのですね、これが。

資本主義経済というのは、はっきりいって動力源は「利子」だといってもよさそうです。

しかし、イズラムの世界というのがおなかなか面白いのです。

彼らはキリスト教でいうところの「聖書」にあたる「コーラン」というのを老若男女問わずお勉強していますが、この中に「アッラーはお金を貸してはいけない。貸して利子を取ってはいけない、しかし商売だけはお許しになった」という件がでてきます。

従って通常の資本主義経済的な儲けは絶対彼らには御法度なのです。

しかし、あの9.11テロ以降、キリスト教とイズラム教のなかば対立構図が出来上がってから、イズラムの人々は自分たち独自の金融システムというのを作り出すわけですね。

さあ、これがなかなか面白いのです。

例えば銀行がどこかの会社にお金を貸すという形は一切とらず、会社が「新しい仕事を始めたい」と言ってきたら、まずは銀行がこの会社を買収するのだそうです。会社に融資するのではなく買うのですからコーランに違反していません。

このとき、銀行が会社を買う資金は、銀行にお金を預けてくれた人たちのものです。そこで銀行にお金を預けた人は「預金者」ではなく、銀行と一緒になって会社を買収する共同経営者だと考えるのだそうです。フムフムです。

これなら預金者もお金を貸したのではなく投資したことになります。

さてお客様と一緒になって会社を買収した銀行、この会社の経営者をクビにはしないでそのまま仕事をしてもらうのだそうです。

その結果、会社が儲かりました。そうしたら銀行は会社をまた経営陣に売ってしまいます。

そのときに、買ったときよりも少し高い値段で売るのだそうです。

その分、差額が出てきますね。この儲かった差額を、銀行と銀行の預金者で山分けするといった具合です。

これなら立派な投資つまり商売ということになるという仕組み(というか考え方)。

これがイズラム金融の理屈がコーランに反することなくビジネスができあがるということになっているそうなので、へえ~っとなってしまいました。

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