自然の中に住み、自然を描く、寺尾一郎のクレヨン画

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今日は彗星についてのお話です。

最近では15年ほど前にやってきたヘールボップ彗星が肉眼でもはっきり明け方の東の空に確認できましたが、それ以降はなかなか肉眼で確認するまでの大きさにならず過ぎ去っていってしまいます。

また昨年の12月も近づいてかなり大きな尻尾をたなびかせてくれると思いきや、太陽に近づいたとたんに蒸発して消滅してしまい、世界中の天文ファンをがっかりさせました。

さて、皆さんはこの彗星がどんなものかご存知でしょうか。

最初の写真に見れるように、彗星はかなり楕円軌道になっていて、地球の太陽の周囲を公転する軌道内に入り込んでくるのに約75年かかります。

ということは、次回その彗星と出会えるのが75年後ということです。

そして彗星は核と呼ばれる部分が大きくても3キロほどの大きさしかなく、ドライアイスの塊みたいなものだと想像してくれればよいと思います。

そして地球公転軌道内にまで入り込んでくると、この核のドライアイスが太陽から猛烈にふく「太陽風」によって温められ、溶けだした白い煙がこの風によって吹き飛ばされ出すというしくみ。

それは最初の図でわかると思います。

ですから大半の人が物凄い勢いで飛んでくるので後ろにジェット気流のように尾をなびかせていると勘違いしているのですが、そうではありません。

ですから、2枚目の写真は15年まえのヘールボップ彗星の写真なのですが、尾をなびかせて左下に猛スピードで飛んでいるわけではなく、尾とは反対の左下の方向に太陽があって、その太陽風でドライアイスが溶けて吹き飛ばされ出しているというのが正しい説明になります。

こうして彗星はまた太陽から遠ざかり、やがて地球公転軌道内からもでていき、再び75年後にやってくるということになります。

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