最近、家庭教師先のお母様からなにげにこれご存知ですかと手渡された一冊の本。
以前にも書籍店で目を引くタイトルだっただけにパラパラ立ち読みだけはしていながら結局購入せずにいた本。
もちろん、僕が今教えているそのお子様がこうだというのでは全くありませんが、今話題だったからなのか、その手渡された本を読み始めたら、これがなかなか感動物語。
世の中の、特に特に日教組に係わる教職員にはなにがなんでも読んでもらいたい一冊です。
この本の著者、坪田信貴氏は自ら学習塾の先生でもあるお方ですが、いまどき珍しい生徒と共に歩むといった素晴らしい志の持ち主。
僕も家庭教師が始まりだして少し経ちますが、相手のチビッコとどのように向き合うことで学力向上が目指せるのかが常に自問自答している毎日。
もちろん小学生や中学生の教科書だからと侮れない箇所が沢山あります。
言いかえれば、家庭教師としてのお仕事をいただいてお金をいただきながら、自分の知りえなかったことまでをも学ぶことが出来るのですから、こんな幸せなことはありません。
この本の中にもかなりの箇所で琴線に触れる部分が出てきますが、僕が特に感動したのは「なぜ?なぜ?と生徒に聞かれると、教師側が知らない問題に案外早く到達するもの」という件(くだり)。
そう、僕が最近行っているクレヨンアート教室もそうなのですが、決して上から目線で「教えてあげている」という態度では駄目だということではないでしょうか。
みなさんと共に考え、悩み歩んでいくという僕のポリシーにぴったりあてはまった久々の感動本。