皆さんは「フェボナッチ数列」なる法則をご存知でしょうか。
これ、実はトム・ハンクス主演の映画「ダ・ビンチ・コード」にも出てきたものなので、あれ以来にわかに脚光を浴びた法則ですが、かなり大昔からあった単純シンプルな数字の配列なのです。
この数列の法則、小学校低学年の子供でも簡単にできる計算でできあがっていく法則です。
まず物事が1事象生まれるので1と書きます。その隣にも同じく1と書きます。ここからが単純法則です。
右に一列に数字を書いていくのですが左右隣同士を足し算した数字を新たに右に書きます。
1+1=2 ですから、 1,1,2となりますね。以下はまるで同じ法則で足し算していきます。1+2=3 ですから、1,1,2,3 となります。
以下同様。 2+3=5、従って1,1,2,3,5 3+5=8 ですから、1,1,2,3,5,8 5+8=13 1,1,2,3,5,8,13とまあ、延々とやっていくわけですが、実は問題はここから。
これを写真の図のように方眼紙のような正確な目盛のある紙にこの法則に則って半円ずつ描いていきます。1センチの幅の半円が描けたら、その先は2センチの半円を。その先は3センチの半円、5センチの半円、8センチの半円、13センチの半円と描いていくとご覧のような渦巻ができあがっていきますね。
これ実は地上に生息する生き物たち、松ぼっくりの渦、ひまわりの花の中心の種の並び方、巻き貝の渦巻き(サザエの蓋の渦捲き)、排水口から水が流れでていくときの渦巻き、もっと大きいところでは台風の渦巻き、もっと大きなところでは、太陽系の惑星の太陽を回る軌道の幅のひろがり、これ皆全部、正確にフェボナッチ数列なのです。
何もこの数列に不思議な暗号が隠されているわけではないのですが、僕がいつも入浴瞑想中やウォーキング途中にふと考えたとき、なぜ万物の運動が全部これに適応し当てはまってしまうのか。
誰がその配列を決めて動かしているのか。
まったくもってして謎が謎を呼ぶということになってしまうのですが、皆さんはどのようにお感じになられるでしょうか。