自然の中に住み、自然を描く、寺尾一郎のクレヨン画

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クラシック音楽の作曲家たちは自分の頭で描いたこと、表現したいことを五線譜に音符を書きつけて音にする芸術家ですが、その感性の凄さをここで述べてみたいと思います。

この写真の作曲家、皆さんもよくご存知、フランスが生んだ偉大なるクロード・ドビュッシー。

モーリス・ラベルと並んで印象派を代表する作曲家の一人で、僕も今でも夢中になっている作品がたくさんあります。

さて、その下にあの葛飾北斎の版画「富嶽三十六景」の有名な作品の一つですが、いったいこれとドビュッシーとどういった関係があるのかというのが今回のお話です。

ドビュッシーが作曲した作品の中でも代表的なもののひとつに、交響詩「海」という作品があります。

曲は全体で3部構成になっており、1:海の夜明けから真昼まで、2:波の戯れ、3:風と海の対話。

この中で1の海の夜明けから真昼までの約8分30秒ほどの曲の中、始まって約1分30秒ほどのあたりから、突然あの宮中などでお正月の祝賀会などで琴が演奏する「春の声」とそっくりなメロディが登場します。

僕が初めてこの曲を聴いた時はなんて東洋的な旋律が現れるのだろうかと驚いたものでした。

ところがあとでそういうことだったのかと事実を知ったときに合点がいったのです。

彼は日本が大好きで、特に版画の世界に異常な興味を持ち、この富嶽を(もちろんレプリカでしょうが)所有していたそうで、この版画からインスパイアーされて、この有名な交響詩「海」が誕生したのだそうです。

そんなわけど、僕がおどろくのは、日本をイメージするとなにゆえに西欧の作曲家があの東洋的な独特の旋律になるのか、そこが驚嘆する点です。

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